幻のウジュピス共和国?

ご存知ですか?
『ウジュピス共和国』。

聞いたことないですよね~?

ガイドブックによると、、、

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ヴィリニュス旧市街の東、
ヴィリニャ川にさえぎられながらも、
旧市街に食い込もうと体を伸ばしているような地域が
「ウジュピス」である。

このウジュピスが、
地図で見る地形とは異なり、
旧市街に背を向けて独立宣言をした。

ウジュピス(川向こうという意味)は、
15世紀頃からおもに労働者や職人などが住み出した地域で、
16世紀に二つの橋がかけられるまで、
旧市街からは途絶されていた。

その後も旧市街から取り残される形で、
あまり発展もなく、
歳月がうらぶれた街並みを造り出していった。

ところが、
ソ連時代の後期からそんな雰囲気を好んだ芸術家や学生、若者が住むようになり、
「ヴィリニュスのモンマルトル」
という言葉も聞かれるようになった。

かつては治安の悪いところという評判だったが、
近年アート関係のフェスティバルが多く開かれるようになり、
当時のヴィリニュス市長が居を構えたことで地域整備に本腰が入れられ、
その流れの中、
『芸術共和国』の独立宣言
も行われたのである。

ウジュピスの玄関口はウジュピオ橋。
この橋を渡りウジュピオ通りに入ると、
ラッパを吹き鳴らす天使の像が行く手に立ちふさがる。
2002年の独立記念日に除幕されたその記念碑だ。

他にはいくつかのギャラリーとカフェがある以外、
さしたる見どころもないが、
見捨てらたような中庭、
屋根のない家、
さびれた教会、
年老いた墓地などが、
あてもない散策をより楽しいものにしてくれる。

旧市街がどんどん整備され、
コギレイになっていく今、
逆にウジュピスこそ
ヴィリニュスの本当の旧市街の空気が流れている気もする。

毎年4月1日は、
ウジュピス共和国の独立記念日。

ウジュピオ橋には検問所が設けらる。この日だけはパスポートを忘れずに!

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こんなオモシロいが共和国あったんだね。

どうだろう?

これを知った上で、
この地域に立ち入って記念撮影までしたので、
訪れた国数にカウントしていいかしら?