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【四国お遍路旅 Day30:別格13番,別格14番,別格15番〜阿波池田】

【四国お遍路の旅 Day30】

ゆき工房(善根宿)〜別格13番〜ゆき工房〜別格14番〜別格15番〜阿波池田駅〜ビジネスホテル阿波池田

       

いよいよ、区切り第2弾最終日。

本日どこまで行けるか?

        

ゆき工房さんにお借りした屋根裏部屋は、

夜になると想像以上にめちゃくちゃ寒くて、

息は白いし、手足は冷たいし、、、🥶

寝袋に布団をかけて、

なんとか寒さをしのぎました。

         

そう考えたら、

もし野宿してたら凍え死んでたかもしれんね。。。

        

        

夜19時頃には寝たものの、

夜、何度も起きて、

結局熟睡は出来ませんでした。。。

         

安易に野宿はやめましょうね。

        

朝早く ゆき工房 の西川さんがいらして、

ホットコーヒーを入れてくれました。

心も体も温まりましたねー。

        

「ありがたいねぇ」

        

いつもどれだけ恵まれた環境にいるのか身をもって体感できて、本当にありがたい貴重な経験でした。

       

朝6時半には、別格13番に向けて出発!

           

別格13番は平石山を越えた向こう側。

何度か道に迷いながら、

へんろみち保存協会の地図には載っていない、

土佐街道を登って行く。

(実は英語版遍路地図には載っているのです)

        

苔が見事な岩肌に、

水が滴り落ち、

カエルなのかヤモリなのか、

優しい鳴き声を奏でている。

 

自然の美しさに心を奪われる。

         

登って降りてを繰り返し、

最後はかなり山を降りていく。

見事な清滝までありました。

         

       

やーーーっと、

別格十三番 仙龍時(せんりゅうじ)に到着!

崖の間の、滝の真上にお寺があるという、

なんだかすごいお寺でした。

         

この時点で9時すぎ。

このまま山をまた超えると、

ゆき工房に戻る頃には12時近くなる。。。

体力的にも時間的にもキツくなってきた。

           

「うん、よし!

別格霊場は多くが山の奥にあるので、

自分ルールで、

無理な場合は歩きでなくて良いことにしよう!」

        

とはいえここは、バスも来ない山の奥。

         

と、そこにクルマお遍路さんに遭遇。

       

ぴーーーん!

勇気を出して、声をかける。

旅の恥はかき捨てよね。

       

「これも、ご縁よね」と、

ゆき工房近くまで乗せてもらうことに!

          

「ありがとうございます!」

 

          

鳥取から来たご夫婦に、

距離にして7kmほど、

クルマに乗せていただきました。

       

「ありがたいねぇ」

         

ゆき工房の西川さんに深く深くお礼を伝え、

いざ出発!

        

すぐに、

別格十四番 椿堂(つばきどう)に到着。

         

「歩き遍路さんは、納経代はお接待します」

と無料にしてくれ、ペットボトルのお茶とお水までいただきました。

        

「ありがたいねぇ」

       

阿波池田に向けて歩き始める。

        

お昼12時をすぎる。

昨日の夜は善根宿に泊まったため、

晩ごはんは買ってきたオニギリのみ。

朝も残りのオニギリとバナナだけだったので、

さすがにお腹が空いてきた。

でも、この辺りにお店らしいお店も無く、

商店さえも見当たらない。。。

やってるかと思うと閉店してる。。。

          

非常用の行動食でなんとかごまかしながら、

歩く歩く、とにかく歩く。

       

トンネルを越え、

徳島県に入ってきた。

実は、別格15番も66番札所も、

県境に近い徳島県の外れにあるのです。

        

と、Google Mapにも出ていなかった、

どさんこラーメン屋さんを発見!

「営業中」となってる!

       

「ナイス、どさんこ!」

       

すぐさま飛び込んで、

無事、

野菜炒め定食と餃子をいただきました!

(ラーメン食わんのかい!って?とにかくご飯食べたかったのよ)

         

         

エネルギーもチャージ出来たので、

張り切って、再出発!

       

吉野川を越え、

阿波池田にやってきた。

        

吉野川のほとりにある、

ビジネスホテル阿波池田に到着。

荷物を預けて、

すぐさま別格十五番 箸蔵寺(はしくらじ)に向けて出発。

なんとかここまでは行っときたい。

           

とはいえ、

別格15番箸蔵寺は、

箸蔵山の上にあり、

麓からロープウェイが出ているくらい高い場所にある。

残り1時間では歩いて登るのはどう見ても無理なので、最後はロープウェイを使って行くことにした。

        

箸蔵寺は、箸蔵山全体がお寺なのでは?

というくらい大きなお寺でした。

        

ご本尊が、鳥居を越えた階段の遥か上にあり、

金比羅大権現という、神仏習合の神でした。

      

      

日本がひと昔、

どこも普通にそうだったように、

お寺と神社が同じ場所にあり、

ともに普通に祀られている。

          

日本がいかに神仏習合していて、

日本の古来の神道に、

仏教がうまく馴染んでいたのかを

お遍路していてつくづく感じます。

         

それが平和でいいじゃないか。

世界中がそうであればいいのに。

        

帰りもロープウェイを使い、

箸蔵駅から阿波池田駅まで電車に乗り、

阿波池田駅近くのお店で

二人でお好み焼き屋で乾杯し、

最後の晩餐を楽しみました。

        

お遍路区切り打ち第2弾は、

これにていったん終了。

        

別格霊場を回ると、

やっぱり余計な時間がかかりますね。

        

次回はいつ行けるか分からないけど、

66番から再開します!

      

       

本日 晴れ☀️のち曇り☁️

最高気温13℃  最低気温1℃

      

本日の歩行 51224歩 41.4km

ヒッチハイク&ロープウェイ使っても、

これだけ歩いてるもんなぁ