中近東から帰国しました!

2週間の『中近東ヘンタイトリップ』から無事帰国しました。

旅を通じてたくさんのことを感じました。

 

まずは日本のすばらしさと日本人としての誇り。

日本のパスポートの信頼性が高いという話は知っていましたが、今回8カ国(トランジット入れると+1)を激走したわけですが、すべての入国審査&出国審査ともすんなり通過。

ほぼスルーパスと行っていい程。

 

現在、日本と国交がある国が194カ国。それ以外にも国や自治区がたくさんあり、今は正式な国交が無い国でさえも比較的スムーズに行き来出来る時代なのです。
(戦後しばらくは、日本人は入国に制限がある国だらけでした。ビザもなかなか降りなかった。)

 

どうしてすんなり通過出来たかは、
日本人が過去やって来ことが認められているということに他なりません。
信頼の度合いが違うのですね。

世界に信頼される日本身を持って体験できました。

 

また、「日本人か?」と聞かれ「YES!」と答えると、かなりの確率で、「オレは日本を尊敬している」とか「日本はいいところだ!オレは大好きだ!」とか「TSUNAMIでも負けない日本は素晴らしい」とかたくさんの言葉を頂きました。

なんだか改めて日本人であることに誇りを持ちました。
(中には「日本人は大好き。でも日本はダメだ!」なんて厳しい意見ももらいましたが。)

 

日本の安全面、衛生面、環境面、人の気持ちを汲み取る力、きめ細やかさ、マナーの良さ、譲り合いの精神などホント自慢出来る所ばかりだよ。

 

ニッポンバンザイ!!

 

情報の偏りも実感しました。

この旅をする前から感じていた事ですが、
「中近東へ行く!」というと日本人のほとんどが「大丈夫?危なくないの?」とか「無事に帰ってきてね」とか「テロとか誘拐とか止めてね」とか言われました。

 

さすがに紛争真っ最中のシリアには寄りませんでしたが、
レバノン、ヨルダンは隣国。ひょっとして~なんて考えてしまうのが、人の常。

 

わかります。

 

そもそも、
レバノン、シリア、ヨルダン、ときいて違いが分かるのかい?
イスラエル、パレスチナでどんな歴史があっての今なのかが理解出来るのかい?

実際、私自身も「情報を密に集めた限り大丈夫!」なんていいながら、
心のどこかで、「ひょっとしたら危険な目にあった時のことも考えておこう」なんて思ってたもんね。

 

で、正直ホントはどうだったわけ?

 

レバノンは経済状況はかなり悪いみたいですが、我々環境客が心配するほどではなく、
中近東の中で、唯一砂漠が無く、地中海に大きく面しているせいか、かなり開放的で、
ムスリムが多いのにお酒が飲めちゃったり、カジノがあったりとかなりリゾートリゾートしている場所もありました。中東のパリとかいってパリ感ままるでありませんでしたが。
ただ、物価は高かったな。日本に近い。ガイドのアハマダのお陰が、人の優しさにもたくさん触れました。

 

ヨルダンは、想像以上に見所いっぱいの国。

ペトラ遺跡もさることながら、個人的にはワディラムの砂漠×岩場のみごとな風景が焼き付いてはなれません。

死ぬ前にゼッタイ一度行くといいよ!と思います。

死海のリゾート地ではたくさんの国の方々・様々な宗教の方々・様々な人種の方々が遊びにこられていて、あまりの平和さ、あまりのファミリー感に驚く程。

ただ、熱心なイスラム教徒が多いのからだろうけど、お酒を飲める場所がかなり少ない!食事は肉×肉×肉って感じ。野菜はほとんど無し!健康に対する意識はまだまだ低いそうです。食事はザンネンの印象だったな〜。

 

イスラエルは、聖地エルサレムなど、わずか1k㎡の狭い旧市街の中に、3つの宗教の聖地が混在している上、民族的にもパレスチナ人たちとや隣国との緊張状態がまだ続いている。

ゼッタイ安全とは言えないんだろうけど、そこに住む人々は、やはり祖国に誇りを持っているし、家族を深く愛していて、一人一人が家族の幸せのため、みんなの幸せの為になにが出来るか?をちゃんと心得ているだけなんだよね。

パレスチナ人のイメージなんて完全に崩れたよ。家族的であたたく、日本人である私達にかなりフレンドリーでした。ちなみに日本と国交ないんだよね。

 

情報は誰から聞くのか、どこから聞くのかが重要で、発信者の意図や意識がどうしても反映することを改めて思いました。この発信している情報だって、私がこう感じたってだけですからね。

 

とにかく言える事は、
どんな国の方も、どんな人種の方も、どんな民族の方も、どんな宗教の方も、
家族を作り幸せになろうとする気持ちは変わらないのだということ。

国や地域だけで、人間一人一人を判断する事は決して出来ないということ。
こんな人もいる、そんな人もいるってだけ。


そして、それぞれの家族の幸せの為に、信じているモノ信じているコトをやっているってだけなんだよね。

それぞれの子ども達を見る限りとても楽しそうで、ニコニコ最高の笑顔だし、かなり幸せそうななんですもの。

 

報道や情報は参考にはしていいけど、あてにはならないよね。


いちおう下調べ的に「地球の歩き方」等も買いましたが、
参考になったのは、各所の歴史的な説明書きと都市の地図くらい。

あ〜もう、世界は広い。広すぎる。
でも自分次第でいくらでもつながれる!

 

人生一度きり。
せっかくのチャンスを握っているんだから、
やりたいことがあるなら、思い切りやらないとね。