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【四国お遍路旅 Day23:44番】

【四国お遍路の旅 Day23】
内子町〜鴇田(ひわた)峠〜44番〜癒しの宿八丁坂
内子町を朝6時半ころ出発!
今日はひたすら登りで最後に峠越えする長丁場。覚悟して歩き始める。
ま、焦らず行けば大丈夫さ。
朝は結構寒くて、草木に霜が降りていた。
2時間ほど歩き、大瀬地区へ。
ここも古い町並みが残っている地域。
そして大江健三郎が生まれた場所みたい。
山あいの長い登りの道をひたすら歩く。
道に沿って綺麗な渓流が流れており、
水の音が耳に響く。
天気も良く、歩くには気持ちいい。
さらに3時間くらい歩いたかな。
お腹がすいたけど、
コンビニもなく、
たいしたお店もなく、
唯一あったうどん屋さんもまだ開店時間になってなかった。
行動食として用意していたチョコや昆布を口に入れ、なんとかごまかしながら歩いた。
舗装道路から山道に入ってきた。
内子町から久万高原町へ。
山あいに休憩処があったので、
ちょっと休んでたら、
おじさんに声をかけられた。
気のいい感じ人だった。
「実は手作りで遍路小屋を作りまして、、(指をさして)アレなんですが良かったら寄って行きませんか?」
5mくらい上の栗林の中に、
何やら小屋が建っていた。
ここまで来れば納経時間にも間に合うだろうと思い、
「あ。いいですよ。」
気安くOKした。
「庵 鴇田の郷」と書いてある。
手作りにしてはなかなか、立派な小屋だった。中に入ると囲炉裏があり、南部鉄瓶でお湯を沸かしていた。
細川幸男さん。
元郵便直員だったそうで、57歳で早期退社し、やってみたかった小屋を自分で作り、ここでお遍路さんをお接待したり、友達と俳句を詠んだり、飯ごう炊飯でご飯を食べたり、
お庭いじりをしたり、大人の隠れ家のように日々楽しんでるみたいでした。
最後には一筆いただき、お守りまでいただき、つい話しが盛り上がり長居をしてしまいました。
細川さんと別れ、鴇田峠へ。
あとは下るだけ。
久万高原町の街中に入ってきた。
街のひな祭りがあるみたいで、
あちこちにお雛様が飾ってありました。
四十四番 大寶[大宝]寺(だいほうじ)へ。
実は、43番から70.4kmあったみたいなのよね。
間に別格霊場があったんで、そんな気しなかった。
さらに峠を越え、
本日のお宿 「癒しの宿 八丁坂」へ到着。
オンシーズンらしく、
私の他に7名もお遍路さんが宿泊されており、晩ごはん時にはいろいろな情報交換に花が咲きました。
明日も遍路ころがし。
しかも久しぶりの雨。
覚悟してまいりますわ。
本日 晴れ🌤
最高気温14℃ 最高気温-3℃
朝の寒さは尋常じゃなかった。
 
本日の歩行 56624歩 45.8km
ながーい登り坂+峠越え でしたー